- 作者: ベッペコンティ,Beppe Conti,工藤知子
- 出版社/メーカー: 未知谷
- 発売日: 2009/02
- メディア: 単行本
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稀代のビアンキ・チクリスタ、マルコ・パンターニ先輩の伝記本を読んでるんですけど、パンターニ自らが作詞し、歌った曲があるという記述を発見。まじかそんなのあんだ、と思ってggったら、ありました。これか。胸熱。
なんだそりゃと思いながら観ましたが…かっこいいじゃん!さまになってる!!
ラップのライムもフローも良い感じですね。イカス。
マルコは1995年のミラノ〜トリノのワンデーレース中にコースを逆走してきた車と正面衝突し、リハビリ中の1996年にはジロディタリアを無念の欠場。しかし既に人気者だったパンターニは、なんとジロディタリアの放送権を持つテレビ局にこの年の放送テーマ曲を依頼されてエンターテナーぶりを発揮、という流れらしい。
リリックは自分で書いたみたいですね。「ペダロ!ペダロ!」のとこがすき。
そういえば、学生の頃にイタリアに憧れて、NHKのイタリア語講座をテキスト買って観たりしてたなあ。さっぱり忘れたけど。サイクルロードレース熱とともに、またイタリア語を勉強したいなあとかちょっと思ったり。
しかしこれも、ネット上で日本語訳を探してもみつからないですね。
僭越ながら、少し翻訳を。自転車愛、レース愛のあふれるリリックになっております。
E ADESSO PEDALA -Marco Pantani & Marcello Pieri
Apro gli occhi e sono su
il gruppo e lontano non lo vedo già più
pedalo pedalo arrivo alla cima
al Tour e alla Vuelta penserò domattina
la rabbia mi spinge mi porta distante
in salita e in discesa mi mangio un tornante
dietro e davanti mi applaudono in tanti
Vorrei restar sempre così
in maglia rosa e poi
in mezzo le moto sorpassano
la fatica tocca solo a me
ma ho voluto la bici e adesso
E adesso pedala
la bici l'ho voluta io
e tiro la volata ormai
眼を開き、上り続ける
集団ははるか後方、俺の独走だ
回せ!回せ!山岳の頂上目指して
ツールやブエルタのことは少し忘れよう
衝動が俺を掻き立てる
アップヒル、ダウンヒル、ヘアピンカーブも食い尽くす
前から後ろから拍手と称賛に包まれる
マリア・ローザは俺のもの
涼しい顔したオートバイが俺を追い越していき
俺だけがこんなに汗をかいて必死に自転車をこいでる
でもずっとこれを待ち望んでたんだ
そして俺はまた自転車をこぐ
これを待ち望んでたんだ
そして最後まで自転車をこぐ