It's Not About the IP

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知的財産の性質

なぜいま知的財産がオモロイのか?
ソフトウェア特許はなぜプログラマに信用されないか?


とかについてたまにかきたくなったときに
かいているわけなんですけど、
「なんだかよくわかんねえ」というのが
ここ数年考え続けているとこのいまんところの感想なんですね。


だからオモロイんだけど。


時間があるときに文章にしながら考えをまとめてみたいと思っている
キーポイントをいま思いつくまま挙げておくと
(いま酔っ払ってますが)、



・知的財産(特許、著作権)という制度は、そもそもは
世の中にでてきた新しい「なにか」を権力が検閲するためにでてきた制度のようだ。
発明者の権利をまもるためとかではないようだ。


・でもいろんなちゃんと賢い人がいろんなこと考えながら
巧妙にできている制度ではあるようだ。


・特許法は、なんどもバージョンアップを重ねているうちにかなり
スパゲッティ状態になっている。


・インターネットの発展によって情報(知的財産)がモノから切り離され、
単独でコストゼロで流通しまくるようになったことによって、
特許法が想定するいろんな前提が崩れまくっているようだ。


・「思想とは本来無署名である」(たぶん三島由紀夫がいってたと思うんだけど
確認できない)のは正しいと思うので、アイデアを独占する
知的財産制度は間違ってるとずっと思ってたんだけど、
知的財産制度はアイデア自体を保護するのではなくて、
イデアをモノにかえることを制限しているようだ。
人間がなにかを思うことを規制できるわけないやんけ!という思想は、
知的財産制度のなかに盛り込まれているようだ。
「思想とは本来無署名である」とは抵触しないのかも知れない。
でも「一人に可能なことは、万人に可能であると私は信じている」(ガンジー)とは
抵触していると思う。


・昔は発明をするためにはたいそうな機械とか
研究のために費やす莫大な時間とかがかかっていたので、
特許制度はその費用回収のためという面が実質的には
強かったようで、これはそれなりに納得なんだけど、
ソフトウェア特許とかってたいそうな機械も
研究も必要ない着想ばっか。
そういう意味では保護する必要なくね?


・そういう意味ではソフトウェアって、その着想よりも、
いかにコーディングするかの方が、よっぽど時間かかるし金かかるんじゃね?


・日本で化学の分野が発展したのには、特許制度が貢献したらしい。
自動車が発展したのにも、特許制度が貢献したらしい。
ほんとかなー。なんでかなー。


・GPLがそんなに正しいんだったら、
知的財産の本流にしてしまえばいいじゃん。
法律ってのはそうやって発展してきたんだし、するべきなはず。
と、けっこう本気で思っているが、GPLがホントにそんなに
正しいのかどうかまだよくわからない。
そういう話をオープンソース界の人は、「でもそうすると、
ハックらしさがなくなっちゃうじゃないですか」というのかもしれない。
そんなこといってると「所詮キワモン甘んじとるヤツ
どつくなんざBicth抱くよかeasy」(TOKONA-X)ということになってしまうかもしれない。


とかなんかそんな。