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It's Not About the IP

- IP(Intellectual Property), Computer Technology, Ocean Life, Triathlon, and more

新卒特許技術者への賛歌

特許実務

新卒で特許事務所に入りたいんだけど・・・という質問に対しては、
ネガティブなコメントがかけられることが多い。
「数年間、メーカで開発の経験をしてからの方が・・・」とか、なんか、そんな。


こういう物言いはなんかあやしいし
気に入らないと思っていたんだけど、
なんでそういうこと言いたがる人が多いのか、わかってきた。


ちょっと勘違いしちゃうんだよね、やっぱり。


特許事務所は、なんだかんだはっきりいってけっこう儲かっていて、
しかもお客さんは基本的に優しくしてくれるというか
尊敬してくれるので、ちょっと油断するとイイ気になっちゃうのです。
自分達のやってることが特別なことだと思っちゃいがちなのです。


当たり前ですが、
それを実際に造るスキルや、造ったことある経験と、
特許で権利化するスキルとは、全く別物です。


明細書を最初かけないのは、新人プログラマがプログラムかけないのといっしょです。
特定分野の技術内容を知らないのは、システム構築の際に業務知識を知らないのといっしょです。


もとから知ってた方が良いっちゃあ良いが、
その案件やることになってから勉強すりゃ良い話。


求められるメインのスキルは、そこじゃありません。


「数年間、メーカで開発の経験をしてからの方が…」
というのは、プログラマ
「会計システムつくるんだったら、
業務知識を得るために経理事務を経験してからの方が・・・」
というのと同じくらいナンセンスです。
既得権益を獲得した人の、実益のない根性論です。
「会計システムつくるために、経理事務を経験してきた」ような
キワモノが特許業界のメインストリームに陣取っているのが現状です。
これは単純に、特許業界の歪みと、未熟さと、不透明性さを示しています。


専門性があるのは仕事だったらなんだってそうで、
特許業界のもつ専門性だけが特別だったり高尚だったりはしません。
専門性を実務のなかで身に着けていくのはフツウのことです。


特許業界のエライ人たちは、余計なこと考えないで純粋に権利化するスキルを
磨いていく特許ネイティブが勃興して、駆逐されるのを恐れているようです。