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特許技術者が「なんの仕事してるんですか?」と聞かれて

特許技術者にとって、初対面の人とか久しぶりに会った人とかに「なんの仕事してるの?」と聞かれてなんて答えるかはけっこう悩ましい問題で、資格を持っていれば「弁理士という「理系の弁護士」とかとも言われる法律の国家資格の仕事だよ」とか言っとけばなんとなくインテリジェントな感じはでるが、「特許事務所に勤めているよ」といってしまうと大抵の場合は事務屋さんのイメージを想起され、「特許」といわれるとフツウの人の頭に浮かぶのはなんかどっかの主婦が便利サンダルで大儲けとかそういうイメージだから、なんか庶民的な感じにもなってしまう。まあ正解っちゃあ正解なんだけど、もうちょっと技術的かつ法律的にインテリジェントなんだよっていうニュアンスはだしたいところだ。ここでさらに「どんな仕事なの?」と聞かれて「明細書をかくんだよ」といってしまうとますますイメージは事務的な方向にシフトしていって、明細?レシートみたいな?その仕事楽しいの?みたいなことになってしまう。

某ブログで拝見したのですが意匠商標だと↓こういう感じに言えるらしく、ほほーなるほどなーと思ったものです。

●●(都心の地名)の法律事務所で、デザインとブランド関係の法律専門職に携っています。クライアントの大半は外国企業ですので、国際感覚と語学力を養うことが急務なんですよ。
「弁理士という仕事」ツカドン ブログ

ふむふむ。かっこ良いっぽく聞こえますね。そんなこんなでいろいろ試してみているのですが、私が最近いうのはこんな感じ↓

「うーん、まあなんつーかIT関係の法律の仕事だよ。知的財産という法律の分野があって、企業に知的財産に関するアドバイスをしたりとか、まあコンサルティングみたいな感じかな。」

「IT関係」、「法律」、「知的財産」、「コンサルティング」という曖昧だけどインテリジェントっぽいキーワードを盛り込みつつ、この辺がかっこ良く聞こえるけどウソにはならないギリギリのラインなんじゃないでしょうか。