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TOEIC800超えるまでにやったこと

昨年の春過ぎくらいからTOEIC受け始めて、目標としていた800点を超えたのでやったこととかかく。

点数遷移(うろ覚え)

710→720→670→745→775→775→810

書籍

DUO

WRYYYYYY!
7、8年前くらいに買ってチョコチョコ勉強した後に本棚の奥でホコリかぶっていたDUO。新版はでてないようだったので引っ張り出してきて使った。音声CDも持ってたのでホコリかぶってたのを引っ張り出してきてiPhoneに突っ込んだ。

DUO 3.0

DUO 3.0

DUO 3.0 / CD復習用

DUO 3.0 / CD復習用

中身はほとんど忘れているものの、なんとな〜くは覚えているし、使い勝手が良かった印象もあってとっつきやすかったので、まずはこれを通読した。電車の中とかで他のリスニング材料を聞いている時以外は、基本的にiphoneでこれを流しっぱなしにしていた。

文法書

大学受験の時に文法は真面目に勉強したつもり(センター試験では英語は満点とった)なんだけど、ずいぶん長いことまともに勉強してないので、800目指すなら勢いだけでは厳しいだろうなと思って、とりあえず文法書かって通読しようと思った。ネットで調べたり、本屋にいってパラパラみたりしてみて、これが1番良さそうだなと思ってこれを買った。

総合英語Forest 7th Edition

総合英語Forest 7th Edition

(私が読んだのは6版だけど、7版がでたみたいだ)

大学受験用の参考書だけど、一通り網羅されているし、大学受験の時の知識を呼び起こすには適当かなと思った。安くてコスパいいし。最初はTOEIC用の参考書探したんだけど、なんか紙の質が無駄に良くて高いわりにポイントしか書いてなくて物足りなかったり、ナントカ先生が随所に写真やイラスト付きで出てきて馴れ馴れしい口調で無駄に冗長な解説してたりするのばかりだったので、適度に硬派にタンタンと説明が載ってるこれにした。良かった。

イクフンの問題集

弁理士試験を経て、試験で点数上げるために最も有効で効率が良いのは問題を解きまくることである、ということがようやくわかってきたので、とにかく問題を解きまくろうと思って、参考書を探したら、まさにそのための参考書があったのでこれを買って解きまくった。

極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part 5 & 6 (イ・イクフンのstep by step講座)

極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part 5 & 6 (イ・イクフンのstep by step講座)

極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part 7 (イ・イクフンのstep by step講座)

極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part 7 (イ・イクフンのstep by step講座)

すごく良かった。TOEICの勉強でなにかオススメあるかと聞かれたらこれを答えますね。

勉強は基本的に通勤電車の中でやっていたので、確認したい単語が出てきたらiPhoneALCのサイトで調べた。なかなかまとまった勉強時間が取り難い場合に電車の中で勉強するのにiPhoneはとてもすばらしいガジェットだ。弁理士試験も電車の中でiPhone使って勉強してた。iPhoneがなかったら弁理士試験も受かってなかったしTOEICも800いってなかっただろう。iPhoneサマサマだ。

これは解き方のtips等の説明も載っているイクフンシリーズとしては入門本で、これの上位バージョンでtipsナシのハーコー問題集もある。とりあえず休憩するつもりだけど、900を目指して勉強を再開するときはこれを買うだろうと思う。

解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7

解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7

公式問題集

いくつかあるんだけど、最新のやつをいっこだけ買った。高いし。二回くらい解いた。

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉

iPhoneアプリ

TOEIC公式アプリ

便利。電車が混んでる時でもiPhoneみるだけのスペースが確保できればしっかり勉強できる。
TOEIC presents English Upgrader


TED

無料アプリでザッと探したうちでは、とりあえずこれが使い勝手良さそうだったのでこれでTEDをみた。
リスニングドリル 語学 学習機

でもTEDみるのは半分趣味というか、問題解くのは疲れたけどなんか英語に触れていたいなという息抜きに聞いていた感じ。面白いのは面白いしね。

いまんとこみたなかでスキなのはこれとこれ。


Eric X. Li: A tale of two political systems



Tania Luna: How a penny made me feel like a millionaire


The Huffington Post

これも問題とくのに疲れた時に息抜き程度にパラパラとみていた感じ。
The Huffington Post

しかし、とにかく、点数あげるのには問題を解いて、慣れること。
弁理士試験でもそうだったけど、マーク式の問題というのは慣れてくると、設問をパッと見ただけでなんとなくパターンがみえるようになってくるし、パッと見ただけで、なんとなくだけどこれかこれが正解なんじゃないかな〜、なんとなくだけどこれは違うんじゃないかな〜、という勘が働くようになってくる。

各パートごとに、私の場合の解き方とか。

基本的に時間との勝負。まともに最後まで辿り着かないことも多い。パツンパツン。上級者は解き終わって見直したりする時間があるらしいけど、そんなのまだちょっと信じられません。

パート1

これは得意で、だいたい満点とってると思う。ちゃんと聞いてればわかる問題ばかりだ。たまに雑音とかで集中力とぎれて失敗して1問か2問間違うときもあるかな程度。
リスニングパートが始まってこの問題の最初の説明がダラダラ放送されている間はボーナス時間なので、この時に可能な限りパート3、パート4の設問を読んで、ストーリのあたりをつけておく。「now,let's begin」が聞こえたら、あわててパート1に戻って写真を凝視。本文の放送が始まる前に写真に何が写ってるのかをだいたい把握する作業は1秒かからないくらいで足りる。
上級者になると、正解と思う枝が放送されたら速攻マークし、次の写真に移るまでの数秒の間にもパート3、4の設問を読み進めたりするらしいが、私はそこまでやると脳がスラッシングするので、それはやっていない。確かにページめくる時の間延び時間はちょっともったいないとも思うけど、パート1が始まったら、終わるまでパート1のことだけ考えていた。

パート2

ここも最初の説明が流れている間はパート3、4の設問を先読み。「now,let's begin」が聞こえたら全力で集中。0.1秒の集中力の乱れが大きく影響するパート。問題文の最初の1語(5W1H)をちゃんと聞き取れたかどうかで大きく変わる。と思って身構えていると、最初の1語が聞きなれない固有名詞(人名とか)だったり平叙文だったりして戸惑うこともあるので注意。5W1Hで聞いておきながら斜めの回答する場合もあるのでこれも注意。

パート3

ここも特に集中力がものをいうパート。各会話の放送が始まる前に設問と選択肢をだいたい読んでストーリをイメージしておき、会話ききながらポイント部分が放送されるたびに解答していき、会話が終わって設問の放送が始まったときにはマークが終わっていて次の会話の設問を先読みするのが理想、というかほぼ必須。設問を先読みするときには、特にman、woman、人名などに注目。会話は男性と女性の会話だから、どっちが電話している側でどっちが受けてる側なのか、困ってるのはどっちでアドバイスしてるのはどっちなのか、という程度の関係は設問を読めばだいたい推測できる。これがわかってて聞き始めるのとそうでないとでは全然違う。先に設問を読んでイメージしておかないと何聞けば良いのかわからず、なんとなく会話を聞いた後に問題とこうとするとどれも正解な気がして3問全部わからん、焦ってるうちに次の問題の設問のイメージができてないまま次の会話が始まってそのままなんとなく聞いてやっぱりまた3問全部わからん、以下ループ、ということになるので、うわー追いつかれたわー、と思ったら、その3問はもうスパッと諦めてテキトーにマークし、次の会話の先読みに走る。

パート4

これもやりかたはパート3とほぼ同じ。先読み大事。パート3と違うのは、パート3は会話なのでなんだかんだ最後まで聞かないと全部正解がでにくいのに対し、パート4は一人がワンテーマでしゃべるから、設問を先読みしていると、問題文の放送が始まって前半の部分でもう全部正解でちゃってるじゃんあとは聞かなくて良いじゃん、ということはけっこうある。もう全部正解でたと思ったら、あとは聞かないで次に移るまで次の設問を先読み。

パート5

1設問20秒が理想。よく、このパートは知識問題で、時間かけてもわからないものはわからないから一読してわからなければ適当にマークして次に行く、というテクニックがいわれているが、これは半分は正しいけど半分は違うと思う。一読してわからなくても、丁寧に文法解析したり、わからない単語を語幹に分割して文全体との関係から意味を推測したりすればみえてくるものもある。あるが、時間かかる。これやってるとヘタしたら1問で1、2分とかかかる。で、時間かけてもやっぱりわからんもんはわからん、ということもある。わかっても1問だ。実際どうなのか知らないが、TOEICはパートに関わらず1問は1問として同じ扱いなら、2〜5問まとめて解答できるパート7に時間かけた方がコストパフォーマンスは良い。だから、パート5でわからない問題に執着し過ぎるのは得策じゃないけど、わかる問題は穴部分の前後だけみればパッと見で3秒で解けるものもあるわけだから、そういう問題とのトレードオフで、時間の貯金があるなと思ったら貯金分でじっくり解くのもアリだと思う。

パート6

これも1設問20秒が理想。私は全パートのうちで最もテキトーにやってるのがこのパート。これは穴部分の前後だけで解けるのもあるし、そうでないのもある。が、どっちにしろ文章を全部読んでるのは時間がもったいないので、前後だけで解けるのは確実に解いて、あとは時間の貯金分との兼ね合いで読めるだけ読む。ただし、パート5は前後関係だけでわからなくて全て丁寧に読んでもせいぜい2、3行なのに対し、このパート6はハマると数行全部読んじゃって結局よくわかんなかった時のダメージは大きい。私はパート7でどうせ時間足りなくなるので、ここで時間かけるならパート7に時間かけようということで、確実にわかるのは確実に解きつつ、よくわかんないのは思い切りよくサクサク飛ばしていた。

パート7

問題文中には知らない単語がでてくることもあるけど、設問中には難しい単語はあまりないので、時間かければかけるだけ、集中力をあげればあげるだけ点数の上がるパート。…なんだから、ここに時間かけるためにパート7を最初にやってから5、6をやる、というチマタでいわれているテクニックは人によっては効果がありそうだけど、これも私はやらなかった。時間かけてもいいと思うと余裕ぶっこいてダラダラ時間かけてしまうのがこわいのと、前後するとマークずれちゃってたとかミスしそうでこわいので、最初から順番に埋めてく。パート5、6は、後ろにパート7が待ってるぞ〜時間たりなくなるぞ〜というプレッシャーを感じながら、できるだけ早く解く。
ちなみに、パート5、パート6を解いている時は私は時計はみない。みないで、できるだけ早くパート7まで走ってくる。時計みてもどうせ焦るだけだ。ここまで来たら、時計みて、残り時間を意識しながらパート7でスプリント。1設問1分かけられるのを理想として、それにどれだけ足りないのか、または余裕があるのかを把握し、時間を意識しながらできるだけ早く解く。時間足りないなら足りないで、追い込まれた火事場のクソヂカラ的集中力を発動させる。シングルパッセージを解き終わるまでがスプリント第1段階、ここまではめったなことがない限り、また時計はみない。時計みてもどうせ焦るだけだ。シングルパッセージが終わって最後の20問になったら、また時計みて、再度、残り時間と、1問あたりにかけられる時間を把握。時間足りないなら足りないで、スーパーサイヤ人的集中力を発動させて最後までスプリント。

感想とか

結果として、点数アップに一番効いたのは、本番中に集中力を上げる、保つ工夫をしたこと。受け始めたら最初は700くらいから始まって、それなりに勉強していたつもりなのに600点台に下がった時は、パート7くらいでもう疲れたわーとグダグダになっていた。次の試験の時は直前にチョコレート食べて脳に栄養をためるとか、コーヒー飲んでカフェインとるとか、そういう弁理士試験の本番でやっていたのと同じようなことをやったら、点数が上がり始めた。800超えた時は試験開始前にレッドブルのんだ。
TOEICの点数は上がってきたけど、はっきりいって英語コミュニケーション能力は学生の時の方があったし、TEDも字幕なし初見だと何言ってるか全然わからないのも多いし、Huffington Postの記事もざっと読んだだけでは何書いているかさっぱりわからないのも多いので、いわゆるエイゴリョクが上がってる気はあんまりしていない。というわけで、慣れと本番の集中力で100点くらい変わるんじゃないの、という身も蓋もない感想です。