It's Not About the IP

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電気系の特許技術者であるとしても

事務所のベテラン弁理士としゃべっていたら、
10年くらい前は電気は回路ものばっかりで
みんな複雑な回路もかけたんだけど、
最近の人はソフトウェアはすごいわかってるみたいだけど、
回路は複雑になってくるとちゃんとかけない人が多い。
だから、ちゃんと回路かけるようになっといたら、
これから重宝されるよ。というアドバイスを頂いた。


知ってることは多ければ多いほど良い、というのが
私のスタンスですから、
素直にちゃんと回路かけるようになりたいと思うし、
期待に応えたい気持ちもヤマヤマなんですけど、
正直、そっちの勉強に時間かけてる場合じゃないんだよなあ。


10年後、重宝されるすご腕のベテラン明細書かきに
なっていたいわけじゃないんだよなあ。


革命がやりたいんだよなあ私は。


奇しくもその後、別の中堅弁理士とだべっていたら、
(その人は、インターネット回線がバンバン広まりだした頃に、
通信業界でどういうサービスだしたら流行るかとか
マーケティングの仕事をしてたことがあるらしい)
この特許事務所業界、なんだかんだで明細書かいて中間処理して、
権利化できるか否か、という勝負がイチバンだから、
なんというか突拍子もないサービスをはじめて
他の事務所と差別化するってのは難しいよなあ。と言っていた。


うーん。
特許とソフトウェアとインターネットによる情報の加速と
オープンソースとGPLのその先に、
特許スペシャリストがやらなければならない大きな課題が
あると思うんだけどなあ。


それはものすごくエキサイティングだし、
「重宝される」し、
「差別化」にもつながると思うんだよなあ。