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ソフトウェア特許の特許請求の範囲における「〜手段」vs「〜部」

クレームの構成を「〜手段」で書くか「〜部」で書くかってまあ好みの問題なのかもしれないですけど、私は「部」派ですね。

「手段」で書く派の言い分

・なんとなく伝統的にそうしているから
・手段の方が部よりも広く解釈される

「部」で書く派の言い分

・なぜわざわざ逐語訳でmeansになる手段と書く必要があるのか(means+function的な意味で)。いやない。李下に冠を正さず。
・実施形態に「部」で書いており、その「部」とクレームにおける構成が一対一対応しているなら、なぜわざわざ手段と言い換える必要があるのか。いやない。あやしい。ちゃんと対応して書いてる自信がないのではないか。
・クレームを「手段」と書くだけで権利範囲が広くなるなんて都市伝説だ。重要なのは実施形態中で変形例をキチッとサポートしていることであり、それが全てである。クレームを「手段」で書いているか「部」で書いているかなんていうギミックの問題ではない。