東京マラソンの参加抽選に初めて当たりました。毎年ハズレ続けていて、べっ、べつにそんなに走りたくないし!板橋走るし!みたいなことを思ってきたんですが、いざ当たるとテンションあがりますね。
正直どうせハズレんだろと思っていたので走ることをあんまり真剣に考えてなかったんですが、いざ当たってきいてみると、人数多いけど道広いからそんなに走り難くもないし、ほぼフラットでPB更新する人もけっこういるらしい。
そうですか。それではせっかくなので本気モード、コースをトレースしてシミュレーションしながらゆっくりとLSDで試走してみました。
Googleマップにコースがありました。さすが日本最大のランニングイベント。
新宿の東京都庁前からスタート、赤い線を辿って黄色い丸の数字が距離、東京ビッグサイトでゴール。iphoneを抱えてこれをみながら走りました。走ってみた感じ、気持ち的にも距離的にも、コースはざっくり、東海道線(山手線)の西側を走る前半部分と、東海道線を越えて東側を走る後半部分とに分かれます。
独断と偏見によりパート分けすると以下のような感じ。
前半部分:
・0-10km(東京都庁-日比谷公園)
・10-21km(日比谷公園-品川駅前-日比谷公園(往復))
後半部分:
・21-24km(日比谷公園-隅田川)
・24-32k(隅田川-浅草-隅田川(往復))
・32-36km(隅田川-佃大橋)
・36k-ゴール(佃大橋-東京ビッグサイト)
前半部分
0-10km(東京都庁-日比谷公園)
チョコチョコ緩いアップダウンがありますが、全体として下り基調な印象。
スタート地点の東京都庁前。私としては弁理士会の祝賀会をやるところという印象。
新宿東口に抜けて、見慣れた繁華街を通りながら東に向かいます。おーここ封鎖して走るんだ、スゲーな東京マラソン。
しばらくは前方に防衛省のアンテナをチラチラみながら走ることになります。
市ヶ谷。例の釣り堀の前の道も通ります。
飯田橋駅前を右に曲がる。
皇居に当たったら皇居沿いを東側に1/3周分くらい。皇居ランナーはホーム感を感じながら走るのでしょう。
皇居周りの東京駅正面。
10-21km(日比谷公園-品川駅前往復)
フラット、ストレートのシンプル区間。このへんでは良い感じにエンジンかかってきて気持ち良く走れると思われるが、おそらく楽しいのはここまでw
皇居の端から日比谷公園へ。ここから南に下って品川駅まで行って帰ってくる。
弁理士試験の口述試験対策で通った新橋ゼミの貸会議室前も通る。
この辺からは前方に東京タワーをチラチラみながら走ります。
おお、そしてあれは弁理士試験でいうところの悪魔の塔、いやダーマ神殿ことプリンスパークタワーではないですか。ここも通るんだ。
品川駅で折り返し。駅前を折り返すのかと思ったら微妙に手前な感じ。
そういえば霞ヶ関あたりをキレイにコースからハズしてきてるのは、きっと偶然ではないんでしょうね。政治的な何かを感じます。
日比谷まで戻って、ここまでで21km、半分くらい。ここから東に東海道線を越えて銀座方面へ。
後半部分
21-24km(日比谷公園-隅田川)
東京駅東側のビジネスマンには見慣れた街中を走る胸熱区間。
銀座→京橋→日本橋の大通りをズズイっと北に上る。何年か前に休日出勤してるときに職場の窓から大量の人が見えて、なんだあれと思ったら東京マラソンだったことがありましたが、あの道ですね。あの時は自分はマラソンなんてやってなくてやろうとも思ってなくて、完全に他人事でした。まさか自分が走ることになるなんて、思いもしなかったな。
24-32k(隅田川-浅草往復)
緩いアップダウンが、本番で疲れ始めてきた脚に地味にキツイと思われる。個人的にこの区間は他に比べてあんまり慣れ親しんでおらずアウェイな感じ。辛抱の区間。
人形町→浜町あたりを通りながら浅草方面へ。 この辺からは前方にネオ東京タワー、もといスカイツリーがチラチラみえます。
老舗っぽいドジョウ屋。何人か並んでました。いつか入ってみたい。
浅草駅前の雷門で折り返し。
例のうんこ。ここまでで27kmくらい。本番ではこの辺から余裕がなくなって周りの景色とか目に入らなくなってくると思われる。
来た道を戻って隅田川へ。
32-36km(隅田川-佃大橋)
いわゆる30kの壁との格闘になりもうイヤになってくると思われるが、フラットだし、クライマックスに向けて心を無にして英気を養う区間。
築地で曲がるところで35km。この辺では完全に我を失ってトランス状態に入り、コース前方20m以内しか視界に入らず走ること以外に何も考えられないランニングマシーンになっていると思われる。
36k-ゴール(佃大橋-東京ビッグサイト)
ラストステージ。精神と肉体をギリギリまで追い込む勝負の区間。
35km走ってきた脚と精神にズシンとくるといわれる、佃大橋への緩い上り。この上りとともに、クライマックスの幕が上がる。
月島→豊洲方面へ。なんだか同年代のお金持ちがやたら住んでいるネオセレブの街、豊洲。春海鉄橋という、廃墟マニアが好きそうな廃橋がありました。子供の頃に近所に住んでたらスタンドバイミーごっこをやってたと思う。
豊洲を抜けて江東区に入り、有明の方に向かい出したあたりで40km。 ここまできたらあとちょっと、なんて気分では全然なく、ここからの2kmちょっとがマジつらいんですよね、わかります。