先週末は弁理士試験の口述試験、北方に並々ならぬ覇気を感じつつ(受験生の方も試験官の方もお疲れ様でした)、横浜シーサイドトライアスロンに参加してきました。
まだまだビギナーですが、これでトライアスロンレースも2年目2シーズン目が終了、自分なりに試行錯誤しながら、ショートから51.5、アイアンマン70.3まで通算6レースでてきてそれなりに小慣れてきたところもあります。ピュアビギナーだった2年前にもインターネットでggっていろいろ参考にさせてもらったりしましたが、インターネットは時を越えるので、2年前の私の検索に引っかかることを期待しつつ、覚書を残しておこうと思います。
できるだけモノに頼らない、シンプルなトライアスロンを心掛けています。いろいろ便利ガジェットがありますけど、モノが増えると準備にもレースにも気にしなきゃいけないことが増えるし、トランジションにも時間がかかるので、なくても良いものはできるだけないかシンプルなもので済ませるようにしています。(べ、べつに貧乏性自慢じゃないよw?)
パッキング
各トライアスロンギアメーカーから、トライアスロン用のバックパックがでています。
こういうのってトライアスリートっぽくてかっこいいんですが、だいたい40Lくらいで意外と心もとないというかギリひと通り入るくらいの大きさのものばっかりです。ですが、例えば泊まりが必要な場合には着替えとか生活用品とかもオールインワンでいれたいので、登山用の60Lのバックパックを愛用しています。これだけあるとヘルメットも余裕で入るし遠征のときにおみやげとか買っても全部はいります。全部入って手が自由になるという安心感はでかい。これならバイク移動もできるので、輪行バッグと合わせればなんだかんだ公共交通機関+バイク自走で大体のレースは行けます。
会場が自宅から20km圏内くらいのレースなら、これ背負ってバイク自走で帰ってくるのは当たり前になりました。
トライスーツ
着替えずにスイム、バイク、ランと一着でいけるトライスーツというのがあります。便利。トランジションエリアにはだいたい更衣室が用意されていて、種目ごとにレーパンやTシャツなど着替えている人もいなくはないみたいですけど、面倒だしトランジション時間かかるのでふつうはトライスーツになると思います。生地は要するに水泳パンツみたいなやつですね。
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バイクのとき用に、背中に補給食いれるためのポケットがついていて、尻パッドもついてます。
上下繋がってるワンピースタイプと、上下別のセパレートタイプのがあります。それぞれ前ジッパーのと後ジッパーのがあって、セパレートタイプはノンジッパーのもあります。
選手が前空きジッパーの前をあけてレース会場周辺をウロウロしているのがはしたない、みたいな話になったらしく、最近の堅い大会(横浜トライアスロンとか)では前空きジッパー禁止のレギュレーションになってたりするので要注意です。後ジッパーか、セパレートのノンジッパーを用意しておきましょう。
私は最初はワンピースを着てたんですが、ジッパーと生地のつなぎのとこが破れてきたんでジッパーなしのセパレートにしました。どうしても引っ張ったりしますからほつれるんですね。ワンピースでジッパーなしってのは構造的に無理なんだと思うので、ジッパー避けようとしたらセパレートにならざるを得ないです。セパレートでジッパーついてるのもありますが、私的にはそれいったい何得なのと思います。
- ワンピースと比べたセパレートのpros & cons
- pros
- ジッパーなしがあるので破けたりほつれたりし難い
- トイレにいくのがラク
- デザイン的な意味でも、機能的な意味でも、上下を自由に組み合わせることができる。
- cons
- 分かれてるぶん、上下別になるので1着よりちょっと値が張る
- 分かれてるぶん、上下別になるので1着よりちょっと荷物が増える(準備でトライスーツをパッキングする時にワンピースだと1個で済むがセパレートだと2個になる。あっ、上だけ(下だけ)忘れた!とかないように気にしないといけない)
- レース中に腹部分がめくれたりズレたりすることがある(気にしなければ気にしないで済むけど)
- 腹部分でちょっと締まるので腹部で締めのないワンピースよりもちょっと苦しい(ような気がするという人がいるけど私は特に感じない)
ゼッケンベルト
これも最初は持ってなかったんですが、便利。ちなみにマラソンなんかのレースだとゼッケンは2枚提供されて、前後に1枚ずつ着けます。これに対し、トライアスロンレースでもゼッケンは2枚提供されるものの、バイクで後側に1枚、ランで前側に1枚つければOKです。最初は「じゃあなんで2枚あるの?」と疑問に思っていたんですが、バイク用のウェアとラン用のウェアとにそれぞれ安全ピン等で予め留めておくことを想定して2枚提供されているようです。ゼッケンベルトでやれば、使うゼッケンは1枚で済みます。
ちなみに横須賀のトライアスロンレース・ニッサンカップでは安全ピンが禁止されていて、レースナンバーベルトという名のゴムひもが提供されますw
レース中補給食(ゼリー)
これもいろいろ試しましたが、レース中にアミノ酸をとったら劇的に回復した(気がした)という体験をしてから、私が気に入って使ってるのはこれ。ショートのときはトランジションエリアに置いておき、長めのときはトライスーツの背中ポケットにいくつか入れておきます。
Shotzとかマルトデキストリンの入ったシャレオツで高機能な小さいのに比べるとちょっとかさばりますが、ああいうのはベトベトするしこっちの方がお手頃でお気に入りです。
バイクのドリンクホルダーにいれておくドリンクはこれ。
長めのレースではゼリーだけだとどうしても腹が減って、腹が減るとやる気がなくなるので、バイクではカロリー高めのランチパックとかバナナとかを背中のポケットに入れておき、走りながら食べます。
ウェットスーツ
市民トライアスロンレースでは安全のためレギュレーションでウエットスーツ着用必須になってるのがほとんど。最初の数レースではサーフィン用のシーガルやタッパを着たりしていたんですが、wiggleで専用のやつを買いました。ウェットスーツ比較はここに書いた。
ysmatsud.hatenablog.com
やっぱりトライアスロン用のはサーフィン用のよりすごく泳ぎやすいです。
ゴーグル
オーシャンスイム用のゴーグルは透明だったり視界が広くなってたりするんですが、いまだに普通な感じのを使ってます。オーシャンスイム用のゴーグルが透明なのは、自分が見やすいのもありますが、いざというときにライフセーバーが選手の目をみてイッちゃってないか確認しやすくするためというのもあるようです。まあオーシャンスイム用のがあればあった方が良いんでしょうけど、特に絶対の必要性は今のところ感じてないですね。
ゴーグルの曇り止め
もってない。スクーバダイバーとしてのノウハウ、「曇り止めはツバ塗って流しとけばOK」を適用しています。
ワセリン
これはあった方がよいです。スイムの時に私はとくに首の後ろが擦れるので、ここに塗ってます。長い距離のレースでは出血するほど擦れてきて痛くて気になることがあります。
バイク・グローブ
これは最初はしてたんですが、トランジションに時間かかるし、なきゃないで別に大丈夫っぽいので最近のトライアスロンレースではしてません。クリテリウムとかではグローブ着用必須だったりするし、冬場のトレーニングでは手が凍るので持ってはいますけどね。
サングラス
これはなくてもなんとかなるのかもしれませんがしてます。ないとバイク走ってて目が乾くし、小石かなんかが顔に飛んできて、サングラスにカツっと当たって助けられたこともあります。ランのときはサングラスはしません。
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靴下
バイクでもランでも単独競技のときは履きますしトライアスロンでも最初は履いてたんですが、よれがあるとレース中に気になって焦るし、履いてなきゃ履いてないで別に大丈夫っぽいので最近はレースでは履いてません。
サイコン
これはあった方が良いです。周回レースでは途中であれいま何周目だったっけ?とわからなくなります。サイコンがあれば距離でわかるので安心です。あとやっぱり練習用にも、レース中のペース配分にも、ケイデンス計があった方が良いです。
GPSとか心拍計とかそういう系のウォッチ
なきゃないでなんとかなりますがあった方が良いと思います。私はいまだに持ってませんが、ネクストレベルに上がるには、心拍測りながら追い込むトレーニングをしないといけないのかな、という必要性をだんだん感じつつあります。
バイク
基本的なことはここにかいた。
ysmatsud.hatenablog.com
DHバーつけたり、ディスクホイールとかコンポとかタイヤとかいろいろ良いのにした方が速くなるんだろうな、とは思いつついまんとこサイコンとドリンクホルダーつけたくらいであとはデフォルトからいじってません。とりあえずエンジン鍛えるのが先だし、そこにまだまだ伸び代があると思っているので、エンジン的に行き詰った感を感じるまではデフォルトのままいこうと思っています。
これもいろいろ試行錯誤しましたが、いまはこんなかんじ。
バイクシューズの中には補給ゼリーとサングラス、ランシューの中には補給ゼリーと日光避け兼汗拭きの手拭い。以上。ランのときは帽子とかサンバイザーとかはしなくて、手拭いを頭に巻いて走ります。
ハンドルにヘルメットとゼッケンつけたゼッケンベルトをひっかけておきます。
スイムパート
焦らない。これに尽きる。スイムが強風の影響で200mに短縮されたレースのとき、200mくらいだったら全力でとばしても持つべ、と思ってとばしたら100mくらいで息が切れて通常3-5ストロークごと1呼吸なところが2ストローク1呼吸しないと持たないようになり、焦ってその後のバイクでも10kmくらいまでクラクラするのを引きずった、というのを体験してから、スイムはとにかく焦らず、タイム度外視でバイクのアップのつもりでリラックスして泳ぐようにしています。
あとそういえば、トライアスロンのスイムにはバトルというのがあり、わざと人に肘当てたり蹴ったり背中押して沈めたりする、というのを聞いてたんですが、私はそんなに酷いのには遭ってないです。気付いてないだけかもしれませんがw
バイクパート
キツくても姑息なようでも出れるところでしっかり出ておくこと。下り坂とか追い風の場面では自然の力を利用できるだけ利用して全力で漕いでスピードのせて抜けるだけ抜く。上り坂でも周りの選手はやっぱりスピード落ちるので、気合い入れてダンシングで抜けるだけ抜く。あとターンでスピード落とした折り返し後にもしっかりダンシングしてスピード立ち上げる。こういうポイントポイントでのひとつひとつをサボらないことが、最終的な順位にもタイムにも影響してきます。
ランパート
バイクでスピードにのった後のランはすごく遅く感じますが、体感よりもスピードでてることが多い。この時点ではもう心拍もアドレナリンもあがりきってるので、意外とラク。水分補給に気をつけながら、追い込めるだけ追い込め。
それでは、良いトライアスロンを!