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あるIT系特許明細書かきの担当案件(1年半のまとめ)

特許事務所に転職して特許明細書かきをやり始めたときに、色んな人に明細書作成スキル上達のコツを聞きまくったんだけど、「とりあえず、新規案件100件、中間処理100件、言われた通りにこなせ。話はそれからだ」みたいなことをけっこう聞いた。
で、転職して1年半経って最近けっこうかけるようになってきたなーという手応えみたいなものを感じ始めているんだけど、気が付いたら新規案件の担当数が100件超えていた。というわけで、100件どんな感じの案件をやったのかをまとめてみることにしました。分類の基準は私の独断と偏見と気分とに依っています。

会社事業分野別

会社事業分野 担当件数
研究 23
SI 19
通信キャリア 18
機械 14
ウェブ 12
精密機器 11
印刷 11
設備 4
OA機器 3
プラント 3
鉄道 2
通信機器 2
建設 1
123

発明技術分野別

発明技術分野 担当件数
ウェブ 27
システム 26
機械制御 25
通信制 23
回路 8
RFID 8
暗号 6
123

思うこと

私は前職でSIといわれるところにいました。「SIの仕事の面白さ」が語られるときには、色んな分野のお客さんを相手にできるから色んな業界に触れられてオモロイ、ということが言われるのですが、SIの場合にはひとつのプロジェクトが最短でもまあ1ヶ月くらいはかかるし、長いのだと1、2年(以上)同じプロジェクトに携わるというのはフツウにあることで、私はSIに4年半くらいいたわけですが担当したプロジェクト数は細かいのいれても多分20くらいだし、実際に色んな業界に触れているという実感は(私は)そんなになかった。
特許明細書かきは、担当する案件のそれぞれの発明者が各界の先端の開発者、研究者でありながらも1年半で↑これだけの案件に触れられて、しかもそれぞれが少なくとも新規性のある技術、発明に関する案件ですから、色んな分野の色んなお客さんを相手に色んな技術に触れられてオモロイ、という点だけとったらこっちの方がダイナミックな気もしますね、とりあえず。